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Posted by チェスト at

2010年11月19日

今では珍しい両褄模様


 知り合いの方がお持ちになっていたきものが珍しいので、ご紹介します。
 これは「江戸褄両褄模様の黒留袖」です。
 日本のきものの歴史で、写真のようなきものが出てくるのは、天明(1700年代の後半)の時代です。
 
 このきものはおそらく大正から昭和の初めの頃のものと思われます。
 下前、上前の両方に柄があり、その裏の共裾にも柄が入っています。
 裏地は眼もさめるような「紅絹(もみ)の生地」を使っています。
 ①きものの全体写真。(真っ赤な紅絹が見えますね) ②両褄(表)  ③両褄(裏)
 江戸時代の後半に出てきた江戸褄模様は、京都島原の島原模様に対しての柄だと言われます。島原模様にはお目にかかっていませんが、左の衿先から上前にかけて模様があるのだそうです。左のイラストは、島原褄で、赤の部分は柄…
 きもの文化の中で、きものや歴史が薄らいでいき、こんな素敵なデザインのきものが、ひと山いくらで買い取られ、切り裂かれていくことは淋しいものです。
 古いきものをお持ちの方は、一度見せて頂いて、価値あるものなら大切に残して頂きたいものだと思います。  


Posted by 衣裳 at 17:13Comments(0)きもの全般

2010年11月19日

ある舞踊会のスタッフを紹介します。


 これまで、舞踊の表舞台を支える舞台裏を紹介してきましたが、平成22年11月に宮崎で行なわれた、ある「舞踊の会」の舞台裏を支えたスタッフを列記してみます。
 
 衣裳・上嶋衣裳店(京都)、 床山・酒井かつら店(京都)、 顔師・那須裕生(宮崎)、
 着付・きつけ塾いちき(宮崎)、 小道具・人形新(京都)、 狂言方・生越慎一(京都)、
 大道具照明・宮崎舞研(宮崎)、 音響・加藤進矢(福岡)、 司会・井上貴子(宮崎)
 後見・坂東寛之介 大谷友彦

 多くのスタッフで創る総合芸術であることがわかりますよね。
 写真は、演目別に衣裳を揃えていく衣裳方スタッフ。  


Posted by 衣裳 at 12:19Comments(0)舞台裏