2014年01月20日
福岡で衣裳方の講座を…
お読み頂いている方があるかどうかも定かではありませんが…次回から、ふたたび風姿花伝の残りを書いていきたいと思いますので、しばらくお待ちください。
二日間かけて
毎月、福岡市早良区の「ももち文化センター」で行われている「日本舞踊と振袖着付けの特別専門講座」というのがあります。
その中で、日本舞踊の着付けを担当させて頂いています。
1月の日本舞踊の着付け講座は、1月21日(火)と、22日(木)の二日間。内容は、①「はしょり着付けに後見結び」、②「元禄風の裾引きに片花結び」、③「裾引きにつの出し結び」です。
福岡で真剣に学ばれている講習生の皆さまのために、よりわかりやすい講座を勤めたいと思っています。

原点の違う舞踊の着付け…六通と全通
日本舞踊の着付けは、本来江戸時代の歌舞伎舞踊がその原点で、着付けそのものが現代のものとは異なります。
きものの着付けはもちろんですが、「帯の作り」も違います。
現在「袋帯」と言えば、一般的には六通の袋帯を指す場合が多く、踊り手さんの中には、高額だと思われる「六通の袋帯」をもって来て、「つの出しを結んで…」と言われる方が多いのが特徴です。
そんな時に私どもは、正式な「つの出し」ではなく、モドキで作らなくてはなりません。そうすると粋な結び方にはならないわけです。
その原因は、江戸時代の「つの出し」が流行した当時の帯が「全通」でした。ですから全通の帯ですと、可愛いものも、粋なものも出来るわけですが、柄を節約した現在の「六通の袋帯」で作ろうとするとかなり無理があります。そんな時に結び手は消化不良になってしまいます。
いつも私は踊り手さんに…「高額のの六通より、お安い全通の方が粋で素敵な帯結びが出来ますよ!…」と申し上げることにしています。
福岡の講座は、そんな舞台裏のお話しも添えながらすすめています。
ご興味のある方はご一報のほどを…090-1929-8649 (いちき まで)
二日間かけて
毎月、福岡市早良区の「ももち文化センター」で行われている「日本舞踊と振袖着付けの特別専門講座」というのがあります。
その中で、日本舞踊の着付けを担当させて頂いています。
1月の日本舞踊の着付け講座は、1月21日(火)と、22日(木)の二日間。内容は、①「はしょり着付けに後見結び」、②「元禄風の裾引きに片花結び」、③「裾引きにつの出し結び」です。
福岡で真剣に学ばれている講習生の皆さまのために、よりわかりやすい講座を勤めたいと思っています。

原点の違う舞踊の着付け…六通と全通
日本舞踊の着付けは、本来江戸時代の歌舞伎舞踊がその原点で、着付けそのものが現代のものとは異なります。
きものの着付けはもちろんですが、「帯の作り」も違います。
現在「袋帯」と言えば、一般的には六通の袋帯を指す場合が多く、踊り手さんの中には、高額だと思われる「六通の袋帯」をもって来て、「つの出しを結んで…」と言われる方が多いのが特徴です。
そんな時に私どもは、正式な「つの出し」ではなく、モドキで作らなくてはなりません。そうすると粋な結び方にはならないわけです。
その原因は、江戸時代の「つの出し」が流行した当時の帯が「全通」でした。ですから全通の帯ですと、可愛いものも、粋なものも出来るわけですが、柄を節約した現在の「六通の袋帯」で作ろうとするとかなり無理があります。そんな時に結び手は消化不良になってしまいます。
いつも私は踊り手さんに…「高額のの六通より、お安い全通の方が粋で素敵な帯結びが出来ますよ!…」と申し上げることにしています。
福岡の講座は、そんな舞台裏のお話しも添えながらすすめています。
ご興味のある方はご一報のほどを…090-1929-8649 (いちき まで)