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Posted by チェスト at

2010年12月31日

2010年12月31日

鹿児島は牡丹雪…桜島も吹雪いて見えず

宮崎は晴れ…鹿児島は大雪
 大晦日…現在私がいる南国宮崎は、肌寒いとはいえ日中は日が差しています。
 しかし、同じ南国の鹿児島は雪に見舞われ、今朝から牡丹雪が降り積もっています。
 いつも見える桜島も、雪が吹雪いて全く見えない。日常生活に支障が出ているそうです。

 写真は、「きつけ塾福元」http://kitsukejukufukumoto.chesuto.jp/の福元先生から撮影して頂きました。
 雪国では普通の雪も、南国で降ると大変です。
 1月2日から3日にかけて、成人式の着付けに、第一陣の仲間がが行く予定…雪が残らなければいいのですが…  


Posted by 衣裳 at 14:09Comments(0)衣食住の文化

2010年12月30日

縁起のいい…「年越しそば」

金細工とそば粉
 昔、金細工の職人は、作業でけずった細かい金のくずを、うまくかき寄せて溶かし、次の細工のために準備をする必要がありました。
 その時に使うのが「そば粉」…
 細かい金のくずの上に「そば粉」をまいて刷毛でかき寄せると、不思議に相性が良くて、金のくずがそば粉と一緒に集まります。
昔の人の楽しい生活習慣!
 そのことから、「年末にお金が集まる」ように…そばを食べるようになったそうです。
 昔の人は何かにつけて「縁起」をかつぎ、楽しい習慣をつくってきた訳ですね。
 また、そば粉を練った団子を金のくずに押しつけて取り、水に溶かして金を取りだした…など、年越しそばの由来はその他にいくつもあります。
 みなさま…よいお年を!  


Posted by 衣裳 at 14:49Comments(0)衣食住の文化

2010年12月07日

衣食住…なぜ「衣」が一番目?

 現代の生活から考えると、大切な順番は「食」が一番目で、「住」、「衣」と続くはず…
 ところが、「衣食住」では少し順番が違うような気がします。

 私が読んだ津軽こぎんと刺し子(INAX出版)の中で、昔の人の言葉が書いてあって、「よく姥たちは『子供が5・6人いても、食わせることは出来るが、衣服を着せることができず、間引きがあった。』」と書いてありました。
 間引き(口べらし)とは、生活のために、生まれて間もない我が子の命を絶つことです。なんと残酷なことでしょう。
 当時の生活の厳しさを物語る一節です。

 自分の家庭でつかう衣服は、畑で麻を栽培し、刈り取り、叩いて晒して繊維を作り、嫁と姑ノ二人で織れる織物が、一年でやっと二反か三反。
 一反は町に売りに行き、その金で、刺し子に使う木綿の糸や針などを買い、残りの二反が家族の衣服に使える一年分の布地。

 寒い時期をのぞいて、昭和の戦後まで、田舎では裸に近い生活していたことを考えると、いかに衣料が深刻で貴重だったかがわかります。

 昔から、お寺に「お布施」をしますが、布を施す事が食料より貴重だったのが伺えます。
 だからこそ、「衣・食・住」なのですね。  


Posted by 衣裳 at 19:35Comments(0)衣食住の文化

2010年12月06日

オムツについて

 手持ちの布をほぐして繦褓(むつき)を
 平成のベストセラー(1200万部)と言われる、佐伯泰英の時代小説「居眠り磐音(いわね)江戸双紙」を読んでいます。
 最新号では、妊娠している磐音の女房おこんが、手持ちの布をほぐして繦褓(むつき)をこしらえている場面が出てきます。
 繦褓(むつき)➠オムツ➠お六つ
 時々生徒の皆さんに時代考証のお話しをしているのですが、今回は、この繦褓(むつき)について話しました。
 「繦褓(むつき)というのは昔のオムツの事です…」とお話ししていたら、私と同年の女性が、「そういえば、一反の晒しの反物を六等分して拵えるのでオムツって言うのだそうですネ…」と一言。
 繦褓(むつき)➠オムツ➠お六つ なんですね。
 私がお勉強させられました。
 文明と引き換えに何かが…
 文明がすすんで、オムツも進化。
 冷たい…気持ちが悪い…などは小さい時に身に付く大切な感覚。
 おしっこが溜まっていても…サラサラ気持ちのいい「現代の素敵なオムツ」…でもそれと引き換えに何かを失っている気がします。
 蝶々結びの出来ない若い方ををみている私には、そんな気がしてならないのですす。  


Posted by 衣裳 at 12:09Comments(0)衣食住の文化