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Posted by チェスト at

2012年09月03日

嬉野温泉で、延べ70人の着付け

芸妓さんなど多数が出演して…
8月26日(日)、嬉野温泉に行ってまいりました。
物見遊山ではなく着付けのお仕事です。
舞踊の会(藤生会)の会主は、藤間幸豊先生。国からの表彰もお受けになっている重鎮。
嬉野の芸妓衆に日本舞踊を指導して50年になるといいますから、私などは子供みたいなものです。

ところで、当日は昼夜二回公演。
前日のリハーサルも入れますと70名ほどの着付けになると思います。

大急ぎで衣裳を着せ替える場面も…
舞踊の着付けでは、一曲を踊り終わってカツラを取り、衣裳を脱がせ、化粧を直して、次の衣裳に着替え、カツラを載せるまで10分しかないものがあったりして、舞台裏は大忙しの時があります。
今回は、そんな場面が二ヶ所あり、下の写真右側の「梅川」もそうでした。
着せるときに、前と後ろの二人の衣裳方の息が合っていないと、段取りがうまくいかず、大幅に遅れますから、大変です。
衣裳の着付けで3~5分を目途にしてがんばります。


子供さんの着付けもむつかしい…
舞踊の着付けで悩むのが子供の踊り手さんの着付けです。
大人の体型と基本的に違いますから、補整もなかなかうまくいきません。
経験を積み覚えていくものです。下の写真は子供さんに着せていくスタッフの着付け風景です。


演じる力は素晴らしい…
衣裳方にとって、自分の着せた踊り手さんの舞台を見ることは一番の勉強なんですが、裏が忙しいと観ることもできません。
今回も一曲だけ舞台の袖から覗けました。
芸妓さんは演じる力がおありになるのでしょうか。私どもの着付けも実際よりよく見えるような気がします。

これからも研究しないといけない課題が山積みです。藤生会のみなさまありがとうございました。

「新燃岳監視映像」 http://kirishima-live.jpn.org/
「今日の桜島」映像 http://373news.com/_sakucap_ss/index.php  


Posted by 衣裳 at 00:34Comments(0)舞踊の着付け