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Posted by チェスト at

2012年06月15日

日本舞踊と狂言のコラボ…吹上中央公民館で

吾妻流が、狂言師、チェリストとコラボレーション
「かごしま古今花舞台(吾妻成莉穂会)」は、6月30日(土)午後6時からと、7月1日(日)午後1時からの二回にわたって、鹿児島県日置市吹上中央公民館で、吹上亀丸まつり/和の花、里の華を、開催することになりました。(下記ポスター)


吾妻成莉穂会はこれまでも、大蔵流狂言師、日本能楽会員、総合指定重要無形文化財保持者、網谷正美氏の狂言と、日本舞踊とのコラボレーション(共演、合作)を重ねてこられました。

今回の公演は…
◎狂言「水掛聟(むこ)」 出演 網谷正美/茂山童司/山下守之(吹上町出身)
◎日本舞踊  出演 吾妻流春昭会(吹上町) 吾妻流成莉穂会
◎コラボ「月とジメサア」 出演 網谷正美(狂言師)/有村航平(チェリスト)/吾妻世莉穂(舞踊家)

ジメサアってなに?
特に、「ジメサア」は、薩摩藩ゆかりの女性のことで、鹿児島の女性なら誰でも知っている、実在のお姫様の物語です。
狂言の素材としては最高のものだと思いますし、吾妻世莉穂先生の郷土の文化に対する愛情を感じます。

狂言は「笑いの芸能」です。
能とは対照的な、長い歴史の中で培われた「笑いの世界」。
ぜひ楽しんでいただきたいものです。


「新燃岳監視映像」 http://kirishima-live.jpn.org/
「今日の桜島」映像 http://373news.com/_sakucap_ss/index.php  


Posted by 衣裳 at 17:52Comments(0)日本舞踊と狂言

2012年06月14日

私の着付けの小道具たち

女性の味方になるアイテムを…
私の衣裳方の仲間はすべて女性です。
着付けをしていると、女性の力ではなかなか手ごわい固い帯が出てきたりします。
そんな時でも、力のある男性と同じような仕事が出来る道具を作ってきました。
作ってきたものは、大きなものから小さなものまでけっこうな数になります。
現場に持って行く着付けのカバンには、使用中の小道具から、試作中のものまでけっこう入っているわけです。

下の写真は、私の小さな小道具たちの一部です。


着付け道具のイロイロ
左の二つは、一文字や文庫などをつくる時に、最後の手先を帯下に通す時に使うもので、女性が力を入れなくても簡単に通ります。
左から三番目の小さいメモ帳は、首から下げて胸ポケットに入れて、自分が着付けをする時の「演目名、演者名、着付けの注意点」を書き出したもので、重宝しています。
真ん中に写っているのは、きもののシワを取ったり帯のゆがみを直したりする「竹のヘラと棒」です。
黄色い柄の小さい道具は、舞台が終わって帰って来た演者の、きものの衿などを縫った糸を切る「リッパー」です(100円ショップで買いました。きものの生地まで切ってしまう心配がありません。)
下の方に、丸い小さなものがありますが、指抜きです。十円玉を包んだもので作っています。(名古屋の有松絞りの職人さんが使っているものを参考に作っています。)
ピンチですが、赤い三角の飾りのついた小さいピンチはおはしょりのつなぎ目を挟んでおく時に使いますが、着付けが終わっても付いたままだと悲惨な結果になってしまいます。絶対に取り忘れないための工夫です。
残りは、和ばさみと、目の悪い私でも簡単に使える糸通しの道具です。
右の写真は、私が着付けの現場で腰に吊り下げて使う「腰吊り」です。
手作りの道具たちがいつも助けてくれています。「早くきれいに簡単に」着付けるのが私たちの仕事ですから、小道具たちはけっこう役にたってくれているわけです。

「新燃岳監視映像」 http://kirishima-live.jpn.org/
「今日の桜島」映像 http://373news.com/_sakucap_ss/index.php  


Posted by 衣裳 at 17:22Comments(0)着付けの道具