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Posted by チェスト at

2015年12月19日

宮崎でも衣裳方講座

「着流しを着せて、三種の帯結び」が今日のテーマ

今日は、宮崎で衣裳方(日本舞踊の着付け)の講座でした。

舞踊の着付けが一般の着付けと違うのは、「舞台に立つ役者の形」が原点だということです。
例えば、衿の合わせや裾の立ち上げがずいぶんと違うのです。
そのうえ、激しく動きますから、着崩れない技術が加わります。

今日の「角帯の帯結び三種」の内容は、「貝の口」「片ばさみ(浪人結び)」「神田結び」です。
特に男の角帯の場合、手先の長さはことさらに大切で、一番肝心なところです。
帯を締める要領がわかっていないと、不思議に手先が長くなったり短くなったりします。
また、硬さや厚みによっても手先の長さを変える必要があります。

粋にしたり、真面目な表現をしたり、野暮ったくしたりと、表現力も必要です。
○○屋の番頭さんや市井の遊び人、無宿の股旅ものなどでも形が違ってくるからややこしくなります。

これらの問題を解決するには、いろいろなものを観て、「粋だなア」と感じることが出来る感覚、センスを磨くことしかありません。
帯を締める時に頼りになるのは、自分の感覚と帯との会話なのだと思います。

今日の受講生の さんはセンスのいい方で、時間をかけてプロの技術を磨かれているところです。


  


Posted by 衣裳 at 13:21Comments(1)舞踊の着付け

2015年12月18日

博多と小倉で一年間「舞踊と振袖の着付け特別専門講座」

一年間記事を休んでおりました。申しわけございません。

36日間、252講座を開催‼
この一年間、博多市早良区の「ももち文化センター」と、北九州市の「KMMビル」で、「舞踊と振袖の着付け特別専門講座」を開いてまいりました。
おかげさまで、多くの皆さまに喜んで頂ける講座を開催できたのではないかと思っています。

受講生の皆さまの職業は、若手の博多人形師、日本舞踊のお師匠さんや名取さん、美容師さん、ブライダルの現役の着付け師、日本舞踊の舞台裏の着付け師、呉服店の着付け師など、プロと言われる方から家庭の主婦の皆さままで、さまざまな皆さまにお越しいただきました。

この講座には、福岡県はもちろん、熊本県や山口県などからの受講生もお越し頂いています。
最近は、佐賀県や山口県からの問い合わせもあって、来年度からの講座も賑わいそうです。

今日(12月18日)は、福岡における2015年の講座最終日で、小倉の「KMMビル」でお教えさせて頂いています。
課題は「江戸時代の町娘と、裁付袴」。

来年は、1月27日から三日間行われる予定です。
下の写真は、今日の小倉講座のようすです。



  


Posted by 衣裳 at 12:50Comments(0)着付け師・衣裳方