2010年10月29日
股旅のきもの姿…その1

舞踊の着付けに「股旅姿」があります。
時代劇に出てくる「ヤクザもの」ですね。
下のセリフは、浪曲師・広沢虎造による・次郎長伝「三十石船」の中に出てくる、清水一家の森の石松の姿を表現したものです。…お分かりになりますか?
「そのときの、いしまつのすがたが、しろのじゃがたのひとえ、こんのいっぽんどっこ、たづなぞめのうわさんじゃく、ちぐさのはんももひき、おなじくやまのつかないきゃはん、すあしにわらじ、きもののすそをさんぼうたっかくはしょって、しんとうかじ、いけだきじんまるをいっぽんさして、こぼれまつばのてぬぐいをくびんとこにひっかけて、みぎのてにかなめのとれたせんすをいっぽんもっていたそうです」
内容の分かった方は、きものの知識が相当に高いかも…
コメントで解答を寄せて下さってもかまいませんよ…?
写真は、衣裳方の着付け講座で、股旅ものの着付けをお稽古している場面を切り取ったものです。
Posted by 衣裳 at 15:33│Comments(0)
│舞踊の着付け