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Posted by チェスト at

2012年02月18日

リハーサルの夜

とっても大切な「リハーサル」
今日2月17日の金曜日は、ある流派の「舞踊の会」のリハーサルでした。
普通…本番の前日にリハーサルを行なうのがいちばん多いケースなのですが、本番は今度の日曜日。
今回は会場の都合で前々日になったようです。
ところで、私ども衣裳方にとって「リハーサル」はとっても大切で、はじめて出会う踊り手さんの身長はもちろん、細い方かふっくらした方かもわからずに本番に臨むのは、ひとつの冒険です。
踊り手さんにとっても、東京や京都でお借りした「本衣裳」といわれる本格的なきもので踊る場合、衣裳の重さや帯の締め具合を確認出来るわけです。
「リハーサル」は、本番の失敗をさける大切なものなのです。

その夜は…「衣裳の手入れ」が…
リハーサルで使った衣裳や帯、長襦袢などは、かなりシワが出来ていますし、そのままでは本番の着付けに支障がでます。
ですからリハーサルが終わった夜は、すべての衣裳の点検をして、シワなどをとり、本番への準備をするわけです。
写真は、長唄「菊の宴」の本番向けの手入れが終わったところを撮りました。
この演目の踊り手さんは身長が150㎝くらいの方です。しかしこの紫の衣裳は、裾引きの着付けなので、衣裳の長さが2メートル10㎝あります。帯は一文字の作り帯。
いちばん左が胴に巻く帯で、帯にのせてあるのが抱え帯と補整のセット。上に作ってあるのが一文字の作り帯(帯揚げと丸絎の帯〆が付いています…)。
衣裳の右に置いてあるのは上下の襦袢です。
重さはけっこうするんですよ。
























「新燃岳監視映像」 http://kirishima-live.jpn.org/
「今日の桜島」映像 http://373news.com/_sakucap_ss/index.php  


Posted by 衣裳 at 03:50Comments(0)舞踊の着付け