2010年11月12日

日本舞踊を支える裏方…大道具さん

 これから、日本舞踊を支える裏方さんをご紹介しましょう。
 日本舞踊の舞台裏では、多くの裏方さんがヒノキ舞台を支えています。
 顔師、衣裳方、床山、大道具、小道具、照明、音響、後見、狂言方、司会者、進行係、その他にもいっぱい働いています。
 ですから、日本の芸術文化の代表的な日本舞踊は、伝統が支える総合芸術です。

 大道具さん

日本舞踊を支える裏方…大道具さん日本舞踊を支える裏方…大道具さん 舞台の上から景色が下がってきたり、踊る人の後ろにある大きな木などを取り付ける人たちは「大道具」さんです。
 舞台装置の中で、歌舞伎座、南座、博多座、御園座などの舞台はもちろん、文化財としても貴重な金丸座(香川県)や八千代座(熊本県)などにある回り舞台(蛇の目とも言います)は、江戸時代に考案された日本独特のものです。
 今では世界中で舞台転換の際に使われているこの装置、日本人の芸術文化の高さを伺わせます。
 日本舞踊の時には、この舞台の裏で、次々に転換する後ろの大きな背景を、いとも簡単に取りかえる大道具さんのお手並みには舌を巻くばかりです。


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Posted by 衣裳 at 03:49│Comments(0)舞台裏
 
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